真空成型試作
吾嬬製作所の真空成型
立体POPなどの販促品、ノベルティなど、スピードと高品質が求められる試作品やモデリングなど、1個から制作可能です。繊細さが必要とされる印刷成型品も得意としています。吾嬬の技術や、対応可能素材についてご説明いたします。
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真空成型とは
真空成型とは、温め、柔らかくした板状のプラスチック材料(熱可塑性樹脂)を型に合わせて真空吸引し、形づくる成型方法です。
印刷成型
印刷成型の事例
真空成型の工程
真空成型:パーツトレーの製造工程
細かい仕切りのあるパーツトレーの製造工程です。ペットボトルをリサイクルして作られた、環境にやさしい樹脂を使っています。
真空成型:お菓子パッケージの成型工程
「おぬしも悪よのお~」というフレーズが頭に浮かぶ、衝撃的なパッケージ。真空成型で成型する工程をご覧ください。
真空成型 加工方法
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①シートをセット
真空成型加工のプラスチック素材はロール状になっています。
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②型をセット
金型はもちろん、製品や生産枚数によって、木型や3Dプリンターで作成した樹脂型でも生産可能です。
当社では金型からの生産も可能ですし、当社で保有している金型をお使いいただくことも可能です。
また、3Dスキャナもございますので、ぜひご活用ください。 -
③ヒーターの温度調整
プラスチックを温めるヒーターの温度調整にも、職人技が求められます。
機械のあたたまり具合、その日の天候や温度湿度、シートの素材や成型する製品により、違います。
年間150種以上、多品種小ロットを生産する中で得た、豊富な経験に基づき、微調整していきます。 -
④真空成型加工
真空成型は
- 射出成型などの他の成型方法より金型が安価になる
- 1枚のプラスチックシートから多くの製品が生産できる
- 細やかな表面加工が可能
- 印刷成型が可能
などのメリットがあります。
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⑤トリミング
機械が成型した部分をカットし、職人が丁寧にトリミングして製品が完成します。
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⑥除塵・集塵・検品
プラスチックと静電気は、切っても切り離せません。
静電気による異物の付着を防ぐため、「静電気・異物除去装置」を、メーカーと共同で開発しました。
2018年に導入し、以降異物混入はほぼなくなっています。
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⑦梱包・発送
検品後の異物混入がないよう、細心の注意を払い、丁寧に梱包していきます。
納品の際の梱包形態など、ご要望がありましたらお知らせください。
対応可能素材について
バイオマスプラスチック、生分解性プラスチックなどのバイオプラスチックでの制作も可能ですので、ご希望があればお問い合わせください。
一般的な素材
素材名 | 厚み(mm) | |
---|---|---|
TPU | ポリウレタン | 0.3〜 |
PP | ポリプロピレン | 0.2~3 |
PS | ポリスチレン | 0.3~3 |
PVC | 塩化ビニール | 0.2~3 |
A-PET | ペット | 0.2~3 |
ABS | エービーエス | 1~3 |
PC | ポリカーボネイト | 0.2~1 |
環境対応素材
素材名 | 厚み(mm) |
---|---|
レジーム | 0.2~ |
ライメックス | 0.2~ |
ポリ乳酸 | 0.2~ |
バイオマスPET | 0.2~ |
材料自体が特注品となるため、基本的には相応の数量が必要になります。厚みや仕様についても、詳しくはご相談ください。
販促品・POP
年間約150種以上、多品種小ロットに特化。豊富な経験に基づいた加工ノウハウの蓄積があります。
守秘義務により掲載できない製品も多くありますので、「こんなのできる?」があれば、ぜひお問い合わせください!